田舎に戻った僕はこんな人 税理士試験合格~独立

こんにちは。山本庸介です。今でこそ自分の税理士事務所を構えていますが、そんな僕にも「初めて」はありました。

初めての税理士事務所での勤務。わからないことの連続です。試験問題を解くのと実務ができるかは全く別物だと思いました。実務もやりながらの試験勉強はとてもハードでした。実家から勤務先までは片道1時間程度。東京で通勤時間のムダを感じていた僕は勤務先から徒歩3分のところにアパートを借りました。仕事と勉強しかしていない毎日でした。

2回目の受験は2科目受験し、無事2科目とも合格。晴れて2年で5科目合格するができました。田舎でもなんとか生きていく道筋が立ちました。

税理士事務所勤務時代

仕事にのめり込みました。田舎でも「楽しく」、「やりがいのある」仕事として税理士を志しました。
実際に仕事をしてみると、めちゃくちゃ楽しかったです。まさに仕事に没頭しました。
税理士事務所では

  • 3年勤務して仕事の流れがわかるようになる
  • 10年経つと一人前の仕事ができる

…と言われることがあります。
10年たったらそれこそ50歳手前のおっさんです。そんな悠長なことは言ってられません。「要領の良さ」、「意欲」、「勤務時間」の普通の人の1.5倍ずつになれば、1年で普通の人の3年分以上の仕事を覚えられる(1.5×1.5×1.5=3.375)。3年やり続ければ10年分の仕事を覚えられると思って、がむしゃらに仕事をしました。自分の考えた提案でお客様に喜んでもらえたことがガソリンになりました。

長年かかっていた慶応大学の通信教育もようやく卒業することができました。
標準の在籍期間12年+特別延長3年+特別の特別延長1年=16年かけて卒業しました。こんなに大学生活をエンジョイした人間は中々いないと思います。卒論指導して頂いた権丈先生には大変感謝しています。社会保障の専門家で国の社会保障制度会議に参加される方に直接何度も指導して頂き、それで卒業できなかったら権丈先生に申し訳ないという想いが、何とか卒業までたどり着けたのだと思います。

独立

未経験の私を採用してもらった税理士事務所には不義理をし、独立することを決意しました。就職した当初は一生働くつもりでしたし、開業することは思ってもみませんでした。しかし、働くにつれ、自分の考えを実現しようと思うと独立しかない、独立すると迷惑をかけることになるが、それだったら早い方がよいと思い、税理士事務所での経験はわずか4年程度で独立をしました。

  • 地元大野市を中心に福井県にゆかりある事業者の支援を通じて、地域のGDPを底上げする
  • 生きがいと働きがいを両立する

が実現できる事務所にしていきたいと思っています。
そして、『田舎でもおもしろい仕事は沢山あることを体現する』人間になりたいと思っています。

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プロフィール

脱サラして福井県にUターンして税理士に。生まれ故郷の大野市のために何かしたいとお客様のために頑張る人。難しい話を難しくない言葉で喋ります。薬剤師の免許と米国公認会計士の資格あり。数字を見るのが三度の飯と同じぐらい好きなえびす顔。苦手なことはダイエット。

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