税理士への道 -17- 解答用紙をよく見て

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2023/03/14

安川大祐

こんにちは。安川です。
前回のブログの続きです。


前回のブログはこちら 税理士への道 -16- 解答欄をよく見て

簿記1級、2回目の試験

実は迎えなくてもよかったのではないかという2回目の簿記1級の試験がやってきました。1回目の試験はあまり仕上がっていないが試験は簡単という感じでしたが、2回目はその逆で、仕上がりはよいが試験は決して簡単ではありませんでした。

これまで、過去問などを解いていて時間が足りないということが起こったことはなかったのですが、今回の商業簿記ではそれが起こってしまったのです。

過去問で解いたことがあるタイプの問題であり、当期の売上の数字さえ分かればそこから売掛金の残高などが雪崩式で分かっていくというような問題だったのですが、どうしても売上が出なかったのです。

問題文の中で何か見落としているのではないかとか、自分の計算方法が間違っているのではないかとかで、何度も計算するのですがどうしても出ないんです。

しかし、残り時間5分のところで突然気づきました。「売上の金額が解答用紙の損益計算書に書いたるじゃん」と。自分の愚かさを呪わずにはいられませんでしたが、そんな場合じゃありません。そこから怒涛のスピードで電卓を叩いて、何とか出来る限り解答欄を埋めていったのでした。

答えを転記している暇などあろうはずがありません。工業簿記に至っても、問題の大意をうまくつかむことができず意味不明で、書いた解答に全く自信が持てませんでした。時間が足りず答えの転記ももちろんできなかったですし。

正直な話、試験終了後は工業簿記の出来のみで「これは落ちた」と思いました。 家に帰ると、母から「試験の出来はどうだったの?」と聞かれたのですが、「落ちたと思う」と言ったぐらいです。

後の母の話によると、かなり落ち込んでいるように見えたそうです。しかし、自分の記憶を頼りに工業簿記の解答速報だけ見たのですが、なんやかんや言って25点中15点ぐらいはとれてたんですよ。

原価計算も22点ぐらいとれていたので、結局のところ商業簿記と会計学(この2つは記憶があいまい過ぎて全く自己採点しませんでした。)が過去問等での自分の通常の出来であれば、もしかしたら受かってるかもみたいな状況ではありました。

1回目の試験で千載一遇チャンスを逃したので縁がないとみるか、それとも運の揺り戻しが来るとみるのか…。とりあえずは4月中旬の合格発表を待つしかないのでした。

次回に続きます。

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プロフィール

京都大学卒。只今税理士目指して勉強中。残りは税法1科目。前職は塾講師で、高校生に数学を教えながら経理をしていた経験から簿記2級・1級取得を目指したことがきっかけで税理士を目指すようになりました。趣味は筋トレで、これの効果か体重が15kgほど増加。

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