こんにちは。安川です。
今回は就職活動をし始めた頃のことを書こうと思います。
前回書いたように30歳前にしてようやく働く気になった私が就職活動を始めたわけですが、最初に応募したところは福井市の会計事務所でした。商業高校に通っていたわけでも、大学で会計に関係することをしたわけでもないのですが、何となく自分は数字には強いとは思っていたこともあり応募したのだと思います。まあ落ちましたが。
そして、その会計事務所も含めて2、3社受けてダメだったところで、自分の置かれている状況等を考えてみることにしたのです。というのも、私は大学生がするような就職活動はしなかったので想像でしかないですが、通常最初の職を探すときは、自分の適性に合った職業や、やりたい仕事というのを重視して探すのではないかと思います。
私もそのような思考の下で求職活動をしていたのですが、それが間違いだと気づかされました。とにかく労働力だけが欲しいというところを除けば、冷静に考えて、資格、職歴、その他のスキル等がない30歳前の人間を採用するところはないですよね。さらに大学を卒業するのに8年もかかって、もう30歳になろうというのに職歴がないっていう時点で人間性にも大いに問題がありそうときている。自分で書いていてなんですが、この後よく就職できたものだと思います。

とにかく考え方を変えないといけないと思ったのです。こんな事故物件みたいな自分でもありがたがってくれる業界、自分の適性などという主観的要素ではなく、自分を客観的に見たときの長所や他の人と比べた時の秀でている面とは何か。要は履歴書に書かける事項でのストロングポイントは何かと考えたときに、導き出した結論は「京大」でした。京大という学歴をありがたがってくれる業種といえば塾などの教育業界だろう、という安直な考えから、募集のあった塾を運営する会社を受けたところ無事就職することができたのでした。
つづく…