こんにちは。安川です。
前回のブログの続きです。
前回のブログはこちら 税理士への道 -20- 決心
覆る決心
「辞めた会社でもう一度働く」という覚悟を決めた次の日、その意思を伝えるために塾長に電話しました。
ここで、一旦ここまでの出来事を時系列順に書いて整理しますと、
火曜日:塾長からもう一度働かないかとの申し出を受ける。
水曜日:労働条件などの詳細を聞くための塾長との面談。その後物件の検索。
木曜日:物件の下見とその管理会社への訪問。
金曜日:電話
というような流れです。塾長に電話し、「よく考えたのですが、もう一度働かせてください」と伝えると、塾長は「そうか…」というような反応でした。
この反応の時点で若干の違和感を感じずにはいられませんでしたが、その後の塾長の言葉というのは、要約すると「あれからよく考えたんやけどな、そんなに高くないような給与で税理士になろうとしている君を縛ることになるから、君のことを考えて今回の話はなかったことにしてくれ」というようなものでした。
こちらは給与等の条件がよくないことなどは分かったうえで、それでも様々なことを考慮し比較推量したうえで、熟考に熟考を重ねて「働かせてくれ」と伝えていました。決して、一時の気の迷いで考えなしに言った言葉じゃないです。したがって、本当に私のことを考えるのだったら雇うのが筋だろうと思いました。
しかしこのときは、税理士試験のためにあまりにも会社を利用しすぎようとしている私の態度が透けて見えたことが原因だったのかなとも思ってました。
後に判明したことなのですが、会社の財務状況に大きな打撃を与えるような事象が生じる可能性がかなり高かった(実際に生じたのですが。)ため、間接部門の社員を雇う余裕がなくなったことが原因だったようです。これはあくまでも推測の域を出ないことではあります。可能性とすると、私の1回目の簿記1級の試験の不合格原因の推測と同じぐらいですかね。
今回の件に関しては私に責任転嫁しているように感じました。雇いたいけど君のためを思ってみたいな。でもそもそも、こちらはこちらで完全に自分の都合で突然会社を辞めて、そのことで影響がなかったと言えば嘘だったと思うので、今回の件でおあいこなのかって自分では納得するようにしました。
次回に続きます。