岩手からきた税理士受験生⑥

スタッフブログ

2024/03/22

中居裕太郎


カンパネラ

色々あって、ある税理士先生のお話を聞きに行きました。

その方は、目のほとんど見えない税理士先生でした。
大学生の頃から目が徐々に見えなくなるのを感じ、就職が困難になると思い、急いで士業の資格を取ろうと決意されたそうです。税理士になられたのは30歳前とのことです。

目の見える私が持っていないものをたくさん持っていました。

これまで、うまくいかないと環境のせいにしたり、言い訳して勉強してきていましたが、これからはやめようと思いました。
私が言い訳していたら、恥ずかしすぎますからね。

その先生は本を読むときも、問題を解くときも、時間がかかりますが合格されたのです。
『自分で選んだんだったら、最後までやるんですよ。』と言われました。
私も自分の意志で税理士になることを選んだ以上、最後までやってやろう!
と強く決意した忘れられない日になりました。

お話を聞いた税理士先生の後押しもあり、猛反対されていた福井の税理士事務所に行くことにも若干の賛同をもらいまして、X(Twitter)で山本先生に顔合わせとしてzoomができないか連絡します。即日に返信をもらい、最終的にzoomの初顔合わせをしてお話をした後、そのまま面接をお願いしました。

こうして福井県大野市のウィズ総合事務所に面接をするために、岩手県盛岡市から新幹線で6時間かけて福井駅に着きます。
山本先生に迎えに来ていただいてそのまま大野市の事務所へ。
ブログで知っていた事務所職員の方とも対面してお話しました。
言葉を交わすのは、就職先を選ぶ私にとってはとても重要です。

面接も終わり、そのまま焼き鳥屋さんで山本先生とお食事へ。
そのあとラーメン屋さんにも行きました。おいしかったのですが、既におなかいっぱいでした。
その後、夜は大野市の宿に泊まったのですが、色々と考え事をしていて結局3時間ぐらいしか寝られませんでした。

そして大野市を選んだ

私が最終的にこちらの事務所を選んだ決め手は

『田舎の戦い方を学ぶ』

『資格試験取得補助』

『勤務時間』

『直観』

こうして様々な偶然?必然?が重なり、

無事採用もしていただき、家族にもここで働くと言い、

大野市に移住

という決断をしました。

岩手県盛岡市から福井県大野市に、今度は移住のため2回目の新幹線に乗った時が、ブログの①の導入につながってくるわけです。

移住することに障害は数多くあったのですが、山本先生にも色々なサポート(採用HP参照)をしていただき、私は今ここで広い湖を自由に泳がせてもらってます。

このブログが公開される頃には入社して半年が経過しようとしています。
社会人になって感じたのは、実務は本当に難しいと感じると同時に、母親への感謝でした。
母は、私を育てながら働いていましたが、どこにそんな時間があったのだろうと。
もっと手伝いとかすべきだったなと。

だから、私が税理士になったら、たくさん恩返ししたいと思います。

まだまだ私のたくさんの思いを、語りたいところでもあります。
でも、まだ走り始めたばかりですから、ここまでにします。

ありがとうございました。

つづく

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プロフィール

岩手から移住してきました。
税理士目指して実務を学びながら奮闘中。

とにかく動物が大好きです!

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