【税理士受験記】20代女性税理士を目指して①

スタッフブログ

2024/04/05

畑允子

こんにちは、畑と申します。

大野市で生まれ育ち、地元地域の経済の活性化に貢献したいという想いで税理士を目指しています。
社会人4年目の25歳で今の目標は30歳までに税理士になることです!

このブログでは、私が税理士を目指す理由とこれまでの勉強遍歴、受験期間の過ごし方や勉強方法についてをメインにお話ししようと思います。

2023年から税理士試験に挑戦中で、2023年には簿記論を受験し合格しました。2024年試験で財務諸表論と消費税法を受験予定です。
私もまだ1科目合格と税理士試験のスタートラインに立ったばかりですが、これから税理士試験に挑戦される方、特に私と似た環境や性格タイプの方、同じ悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです!

プロローグ

大野市の街並み

学生のころから地元大野が好きだったのですが、心のどこかでは、「大野には何もない」と思っていて、大野で働くこともずっと大野に住み続けることも考えていませんでした。好きだけど、暮らしていくには刺激が少なくてつまらないな、実家があってたまに帰ってこられる場所にはぴったりだなと思っていました。

大野以外の場所で生活してみたり、市外の友人・知人から「大野は景色も食べ物も人も素敵だね」と言ってもらえることがあったり、大野市外の社会と関わる機会が増えていったころから、「大野って自分が思ってるより良いところなのかも」と思いはじめました。気づいたら私自身も、周りの人に大野の良いところをもっと知ってほしいと、勝手に大野の観光大使になった気分で大野の食べ物や自然の魅力を熱弁していました(^^)

そんな日々の経験の中で、大野をもっと好きになりたいという気持ちが芽生えていきました。何もないと諦めるのではなくて、働く場所や住み続けたいと思える魅力を自分で探し、つくっていきたいと思うようになりました。

それがなぜ、税理士なのかというところについては後程お話ししたいなと思います。

簿記との出会い

中学校卒業→商業高校→私立大学農学部→住宅会社 営業・事務→弊所入社

私のこれまでの経歴はざっくりとこんな感じです。

高校受験の際に、普通科に行って一般的に言われる“普通”科目の勉強をするイメージが湧かなかったので普通科の受験は考えず、英語が好きだったので英語を中心に学べる商業高校の国際系の学科を受験しました。商業高校を選んだというよりも、英語を楽しく学べる環境に惹かれて選びました。

入学すると、普通科目に加え、ビジネス系の科目や簿記などの会計科目を勉強します。
高校で簿記に触れるまでは簿記の存在は知りませんでしたが、勉強していくと簿記は得意科目になりました。小学生のころから算数・数学が苦手で、計算も遅かったですが、簿記は理解しやすく、すんなりと頭に入ってきました。思い返すと数学の中で唯一、証明の問題を解くのは好きだったように思います。順番に根拠を立てて説明していくことが楽しかったのですが、税理士試験も似たところがあり、比較的楽しんで勉強できています。理解できる、テストでも良い点数が取れる、気づいたら簿記が好きになっていました。好きだから授業をしっかり聞くというわけでもなく、授業中はひたすら問題を解くか寝ているかだったような記憶があります(笑)

商業高校には、全商検定というものがあり、全部で9つの検定試験があります。9つすべてで1級を獲得することを“9冠”と呼んだりしますが、商業高校で学びに力を入れる人は9冠を目指すことが1つの目標になっていると思います。

私は、簿記・英語・ビジネス文書・情報処理・電卓・商業経済の6冠で終わりましたが、検定試験を通していろいろな分野を勉強できることが面白く、資格を取る達成感も感じていました。ただ、全商検定は社会に出たら資格の評価としてはほとんど役に立たないと知り、全商検定以外で学校から受験が推奨されていた日商簿記2級に挑戦しました。

あまり詳しく覚えていないのですが、2年生の時に1度受験し、3年生で2回目に受けた試験で合格できたと思います。今思い返すと、高校生のころは理解するというよりも、解き方を覚えていたという方が近いと思います。高校生のころの日商簿記2級はなんとなくで解けていたところがありましたが、税理士試験の簿記論ではそれは通用しませんでした。それでも、簿記の基礎はあったので、1から始めるよりは理解に時間はかからなかったと思いますし、何よりも日商簿記2級を取得していたことが、税理士を目指す背中を大きく押してくれました。

簿記との別れ

鹿の近くの大学でした

簿記が好きだったとは言ってもそのまま大学で会計の勉強をしようとは1度も考えず、大学は農学部で栄養学を学びました。何か資格を取りたい×食べることが好き×理系科目への好奇心→理系で管理栄養士が取れる大学に行こう と好奇心を掛け合わせて未知の世界へ飛び込みました。

(高校の選択のときもそうですが、私は未知の世界に対して、恐怖や不安よりも好奇心やワクワクする気持ちが先行するタイプです。何も考えないというわけではないですが、自分が納得するまで考えたらあとはとりあえずやってみようで突っ走ってしまいます。いろんな壁にぶつかって失敗することもありますが、結果色々な経験ができ、身になっているなと感じています。大学以降も未知の世界にしか飛び込んでいないくらいの経歴ですが、自分にフィットする人生を追い求めるためには、色々なことに挑戦することが大切だと思いますし、巡り巡ってどこかで自分が経験したことすべてが役に立つと信じて突き進んでいます。もし、税理士試験に挑戦しようか迷っている方がいたら、ぜひ飛び込んでみてください。試験に向き合った過程もきっと自分自身を成長させてくれます!)

理系の科目は高校の授業でもほとんど勉強していなかったのですが、受験を決めた夏の終わりごろから12月の試験に向けて生物の勉強を始めました。短期の個別指導塾に通い、無事入学できたのですが、1回生のころは化学系の科目が多く化学もまた未知の世界だったのでめちゃくちゃ出遅れていました。友達に高校の教科書を借りて基礎から勉強して、周りの友達にたくさん教えてもらって助けてもらってなんとか単位を取っていました(^^;)

もちろんもう、簿記とは無縁の生活です。

卒業研究にも取り組んだのですが、研究室を選ぶ時も自分の学力・知識レベルとは相談せず、好奇心だけで生物化学系の研究室を選びました。大変でしたが、自分で調べたり、友達や教授にたくさん質問したりして研究はまとまりましたし、何よりも“研究をする”ということを経験できたことが本当に良かったと思います。人に頼ることでなんとかなっているところも大きかったので、親身になって教えてくれた友達や教授にはとても感謝しています。自分で調べる力、資料を読む力、知識や考え・結果をまとめて報告する力など社会に出て役立つ力を伸ばすことができました。大学生のころの私には税理士になる選択肢はなかったですが、今の税理士試験や会計事務所での仕事には必要不可欠で、大活躍の力だなと思います。

簿記との再会

管理栄養士の国家試験は無事合格しましたが、就職先は住宅会社でした。食や栄養について学ぶうちに、仕事として食と向き合うことに抵抗を感じ、管理栄養士として就職はしませんでした。純粋に日々の生活で食べることを楽しみたいなと、食を楽しむことや自分や周りの人の健康を気遣うことに学んだ知識を生かせたらいいなと思っています。まだ思っているだけで、現状は自分自身の健康を気遣うこともままならない日々ですが…(^^)今も食や栄養学には関心があるので、税理士試験の勉強が落ち着いたら、また学びたいなとも思います。

就職時には、人が好きで1組のお客様と永くお付き合いができることに魅力を感じ、住宅の営業職を選びました。営業をしていたのはすごく短い期間でしたが、上司や先輩の姿を見て、“営業”としてのふるまいを学びました。今の会計事務所での仕事でも、担当先のお客様とお会いしてお話しをする機会がたくさんあるので営業を経験していてよかったなと思います。
新卒で入社し2年弱働くうちに、会社の経営や内部の仕組み化に興味をもつようになっていました。自分の興味・関心と思い描くライフスタイル、実現可能性などを洗い出して自分の将来を考えた結果、税理士という職業にたどり着き、今に至っています。次回のブログでは、税理士を目指す理由をお話ししようと思います。

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プロフィール

地元大野で税理士目指して勉強中。山海川…自然と食が大好きです!のびのびと育ててもらった大野のために自分ができることを見つけてトライしていきたいと思っています。

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