税理士受験記⑦ 試験勉強の孤独と再就職

こんにちは。山本庸介です。
今回はTAC全国公開模試の結果を受けて4科目合格をするために相続税法の比重を上げて勉強し、大原の全国模試やTACの直前模試を受けて相続税を諦める決断をしたお話です。社会とのつながりがなくなり、孤独感に耐え切れず、就職活動にも手を出し始めた頃のことを書きます。

相続税を断念

7月に行われた大原の全国公開模試は、

  • 簿記論AAA
  • 財務諸表論AA
  • 消費税法B

という結果でした。

その後のTAC直前模試の結果は、更に悪くなります。

  • 簿記論A
  • 財務諸表論B
  • 消費税法D

※簿記論、財務諸表論の記憶は曖昧です。

財務諸表論と消費税法の結果がどんどん悪くなっていきます。原因は明らかです。相続税法の勉強ばかりやっていて、財務諸表論と消費税法の勉強時間が確保できていませんでした。消費税法については、本来の実力が出た結果だと思います。TACの最初の模試の結果が良すぎただけでした。

このまま4科目勉強して科目合格数が少なかったらどうしよう…試験までの日数が少なくなるにつれて、どんどん不安になってきます。本番まで1カ月切ったタイミングだったと思います。相続税法を諦めることにしました。その分、財務諸表論の理論暗記と消費税法の計算と理論に時間をかけることにしました。

自分が立てた目標に届かず情けないな…と思いましたが、3科目絶対合格するつもりで勉強しようと気持ちを切り替えました。

  

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孤独感

社会人になって10年間、働きながら通信教育で勉強するのは慣れていました。しかし、無職になって通信教育で勉強しかやっていなかったこの4カ月は、孤独感がどんどん蓄積していきました。働き盛りの年代なのに、勉強ばかりやっていていいのだろうか。自分は世の中に存在していないのでは…

当初の計画では、前職を辞めたら受験に専念して最短2年、ダメでも3年で5科目合格する予定でした。2,3年無職でも生活できる貯蓄は持っていたので金銭的な余裕はあります。でも心に余裕はありませんでした。

私は、元々人付き合いが得意な方ではなく、一人でいることが好きなタイプです。それでも、勉強に専念すると社会とのつながりがなくなり、とてつもない孤独感に襲われました。私の豆腐メンタルでは、通信教育で受験専念するのは無理でした。1回目の受験が終わったら、会計業界で働きたいと思い始めました。

就職活動

勉強時間の息抜きに税理士受験生のブログやYoutubeで税理士試験や会計業界の動画見ていました。その中で、中年の未経験者を会計事務所が採用するかといった内容が上がっていました。これを見てハッとします。試験に受かれば働けると思っていましたが、試験に受かったとしても、会計事務所が採用してくれる保証はないと。

特に税理士1人の小さな事務所だと、試験合格者は将来独立する可能性があるので採用しないと言っていました。田舎だと組織化した事務所は少ないです。またホームページをしっかり作っている事務所も少なく情報がありません。その中でも3つほど興味がある事務所を見つけます。

就職活動は試験終わってからでいいと思っていたのですが、就職できるか不安があったので、まずはその内の1つの事務所に電話をかけてみました。税理士試験を受験しているものですが、御社に興味があるので面接して頂けないでしょうか?といったところ、新卒しか採用していないので、すみませんと即答で断られました。

まずい、本当に就職できないかもしれない…、完全に想定外でした。就職に不安を抱えたままでは試験勉強も手につかなかったので、もう一つ興味のある事務所に電話をかけました。そこは門前払いではなく、履歴書を送って下さいとのこと。人生で初めて手書きの履歴書を書きます。元々悪筆の上に試験勉強で速記ばかりやっていたので、更に字が汚くなっていましたが、私なりの丁寧な字で履歴書を書きあげました。面接を経て、9月からアルバイトとして採用が決まりました。ほっと一安心。これで試験勉強に集中できます。

…つづく

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