税理士受験記⑨ 試験本番(前半)

こんにちは。山本庸介です。
今日は試験当日、人生をかけて挑む初めての税理士試験で、絶対に3科目合格する決意で臨みます。2日目の相続税法については合格できないまでも試験は受けました。前後半に分けて、試験を受けていた時の心境と自己採点の結果について書いていきます。

試験開始直前

当日朝起きます。前日は早めに就寝したので睡眠時間は十分とれました。朝食を軽く食べて、事前にホテルでお願いしていたタクシーで会場に向かいます。その途中、コンビニによって試験の合間に食べる軽食を買いました。

試験開始1時間以上前に試験が行われる建物に到着。この時は受験生がちらほらいる程度です。まだ試験会場には入れないので、建物内の座席をとって簿記論の気になる点をパラパラ見ていました。あまり頭に入ってきません。事前準備としてできることはすべてやってきたつもりでしたが、それでも本番当日の緊張感はありました。

時間がたつと受験生が多くなってきました。年代もバラバラ、色々な人がそれぞれの事情を抱えながら試験に臨んでいることが伝わります。その中で若そうな方で明らかに態度が悪い人がいます。すごく面倒くさそうに時間をつぶしたり、友達をしゃべったり、早く試験始まらないかなといった雰囲気で試験に対する真剣味を感じません。公認会計士受験生が腕試しに税理士試験の簿記論・財務諸表論を受けようとしているのだなと思いました。

こういう覚悟のない人には負けないわ、むしろこういう方が分母に入ってくれるので、結果合格者が増える、ありがとうと感謝しました。税理士試験は相対試験です。上位10%に入れば合格します。周りを見渡して10人の中でトップになればいい、勉強の期間は短いかもしれないけれど、限られた期間の中で猛烈に勉強した。絶対大丈夫と自分自身に言い聞かせていました。

簿記論

午前9時、試験開始です。第1問の小問1でいきなりつまずきます。あれ?わからない。。。簿記論の先生の言葉に従って、すぐに考えるのをやめて、第1問の小問2を解きました。小問2はすんなり解けました。そのまま第2問を解いて、残り70分程度で第3問に臨みます。時間配分は予定通りです。第3問は特に引っかかるところはあまりなくまんべんなく解きました。

あと10分弱を残して一通り解き終わりました。解いたところを見返す時間に当ててもよかったのですが、第1問の小問1が気になります。どうしても解きたくなってしまいました。自分なりの答えを導き出して、すべて一通り埋めたところで時間が来ました。


簿記論 個別計算問題集〈2023年〉

財務諸表論

この年の理論問題は、会計士試験の短答式試験の様に記号で選択肢を選ぶ問題が多く出てきました。例年と出題傾向が変わってびっくりしましたが、間違わないようにかなりゆっくり時間をかけて解きました。理論の後半部分は通常の問題でしたが、こちらもスピードが上がらす時間をかけて解きました。この時点で60分ぐらい使っていました。当初は理論40分、計算80分ぐらいの時間配分を考えていました。思ったより理論に時間がかかってしまい、焦りましたが、計算も一通り解き終わり、残り5分程度で見直しをして時間終了となりました。

この年の計算問題は簡単でした。先生から計算が簡単だったときは、理論勝負になると聞いてから、心を入れ替えて理論を暗記してよかったと思いました。


財務諸表論 個別計算問題集〈2023年〉

消費税法

最後に一番自信のない消費税法の試験です。1年で簿財消の3科目合格をする上で問題となってくるのが試験日程だと思っています。既に2時間×2回分の試験を解いているので、かなり疲れています。この状態で消費税法のみの受験生と戦わないといけません。休憩時間に高級栄養ドリンクとおにぎりを食べて、心を落ち着けてから試験に臨みました。

私の試験スタイルは計算60分⇒理論60分という順番でした。まずは理論の問題を見て問われていることを確認して、覚えている理論マスターの内容を書けばいけると思いました。よし大丈夫と思った後に、計算問題に手を付けます。計算は2問あって、1問目が簡易課税の問題でした。最終税額まで出して、計算の2問目に移ります。あれ?2問目も簡易課税??頭の中に???が連発します。消費税法の計算問題では、簡易課税or原則課税の判定を間違えると残り全て間違えるほど重要な部分です。

ちょっと心を落ち着けて、2問とも簡易課税を問うことはないだろう、見落としがあるのではと思い、解いたはずの1問目と2問目の課税方法を慎重に判断します。第2問が高額特定資産の特例で原則課税だと考えて、2問目を計算しました。課税方法の検討で時間を使っていたので、2問目の計算は若干省略しながら最終税額まで計算しました。この時、65分経過していました。

残り55分で理論を解き始めます。理論も2題あって、一つが事例問題です。この事例問題から先に解きました。結論を合わせることを重視して、時間はないながらも問題文をしっかり読みました。この年の事例問題はそんなに難しい問題はありませんでした。

残り40分は切っていたと思いますが、理論の速記を行います。この年は特定課税仕入、電気通信利用役務のリバースチャージなどが問われた年でした。ここは暗記していたので、時間との勝負だと思いながら、一心不乱に書きなぐりました。一通り書いた後に、なぜリバースチャージという制度が導入されたか、その経緯や背景についても書きました。TACの先生が授業でちらっと言っていたことを書きました。点数に結びついたか不明ですが、時間終了まで試験採点者に対して、私はちゃんと理解していますアピールをしてました。


消費税法―理論と計算 (八訂版)

…つづく

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