【リライト⑳】税理士受験記⑪ 働きながら試験勉強をするための準備

こんにちは。山本庸介です。

今回は初めての税理士試験を受けて、自己採点ですが3科目合格したものだと信じて、2年目の科目を選択します。9月から税理士事務所でアルバイトさせてもらうことになっていましたので、働きながら試験勉強を行う準備をしたお話です。

働きながら税理士になるのは無理、受からないと言われることもあります。2年目の選択科目をメインにお話しするので、合格するためのプランを立てる参考にしてください。

3科目を受験したエピソードは「税理士受験記⑩ 試験本番(後半)」をご覧ください。

働きながらの税理士試験!2年目は法人税法・所得税法を選択

私はTACの2年5科目パックをとっています。1年目は3科目(簿記論、財務諸表論、相続税法)を選択して、後で消費税法を単科コースで購入しました。あと2科目分選べるので、

  • 法人税法
  • 所得税法

の2科目を選択しました。コースは年内完結+上級コースという年内に試験範囲を1回転するコースです。

実務で使える科目を選ぼうと思いました。これは1年目の科目選択と変わりません。自分に合わなければ別科目に変えますが、まずはメインどころを学びたいと思いました。

相続税法は去年の教材があるので、年内はそれを使って勉強すればよいと思っていました。

9月から法人税法、所得税法、相続税法の3科目勉強のスタートです。法人税法、所得税法は週3回講義があります。相続税法の週2回講義と合わせると、週8回講義です。1年目の4科目受験は週7回講義だったので、受験に専念していた1年目よりも講義数が多くなります。

スタートが遅く、常に講義ペースに追いつこうとしていた1年目と単純に比べることはできませんが、働きながら週8回講義は厳しいだろうなと思っていました。しかし、『倒れるときは前のめり』という言葉が好きな私は、かなり頑張らないと届かない目標を立てました。
12月の合格発表が出てから状況に応じて、1科目諦めて、2科目受験に集中すればよい。それまでは国税4法と呼ばれる主要科目を一通り学びたいと思いました。

関連記事:働きながらでも税理士は目指せる?勉強と両立するコツを解説

物件探し

アルバイト先に選んだ事務所は私の実家から車で1時間ぐらいかかる場所にあります。東京で勤務していた時、片道2時間、往復4時間の通勤がとても苦痛だった私は、職場の近くにアパートを借りることにしました。お金はかかりますが、今はお金より時間の方が大事です。東京時代に通勤中に勉強はできない、しても頭に入らないと実感していたので通勤時間を極力減らそうとしました。

田舎と言えども、県庁所在地でしかも主要駅のすぐ近くにある事務所です。近くのアパートでもそれなりの賃料だろうと覚悟していたのですが、ワンルーム4.5万円のところを見つけました。めちゃめちゃ安いと思いました。物件の下見をしたら築年数はたっていますが、リフォーム済みでとてもきれいでした。
物件を案内してくれた不動産業者の方と話をしていると、その方も東京で勤務していたが、嫌になって地元に帰って転職した方でした。東京は住むところじゃない、田舎が落ち着くと話が盛り上がり、私が税理士試験に挑戦中だということも伝えました。とても親身になって対応してくれ、なんと大家と家賃の交渉をして4.5万円から4万円に5千円値引いてくれました。収入が少ない私にはとても助かりました。
今は同じ駅近物件に引っ越しましたが、その仲介も同じ方にお願いしました。

働きながら税理士試験の勉強時間を確保する

物件を決めた後、勉強用の机や椅子、本棚等を購入し実家とアパートどちらでも勉強できる体制を整えました。税理士試験の勉強を確保するために仕事以外はしないと固く決意していたので、余分な家財は買いませんでした。テレビはもちろんのこと、冷蔵庫、洗濯機すらありませんでした。食事は都度コンビニで調達し、洗濯はコインランドリーを使うことにしました。

さぁこれで、仕事と勉強以外のことは何もしない準備が整いました。

…つづく

税理士受験記⑫ 試験勉強と実務は別物

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プロフィール

脱サラして福井県にUターンして税理士に。生まれ故郷の大野市のために何かしたいとお客様のために頑張る人。難しい話を難しくない言葉で喋ります。薬剤師の免許と米国公認会計士の資格あり。数字を見るのが三度の飯と同じぐらい好きなえびす顔。苦手なことはダイエット。

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