税理士受験記⑲ 自己採点と結果発表

こんにちは。山本庸介です。
今回は手が震えながらも何とか解答した税理士試験が終わり、TACと大原の解答速報で自己採点を行って自分の立ち位置を確認しました。合格できたかもしれない…でも発表があるまで分からない。税理士試験の勉強をする気になれず、仕事ばかりしていました。そして12月。合否発表がありました。

自己採点

数日後、TACと大原の解答で自己採点しました。

その結果、

  • 法人税法 

     TAC ボーダーと合格確実の中間より若干上

     大原 合格確実越え

  • 相続税法 

     TAC 合格確実越え

     大原 合格確実越え

となりました。

この年の法人税法の試験問題は大原生が習っていない部分が出ていたそうで、TAC生有利でした。運がよかったです。合格の可能性はあるなと思いました。

合格発表まで(試験勉強)

TACの2年5科目パックを取っていたので、1年目の相続税法不合格分の1科目無料再受講制度の権利を持っています。選択したのは所得税法です。12月までは所得税法の勉強をしようと思いました。

でも全く勉強しませんでした。勉強する気になれずテキストすら開きませんでした。その代わり、後回しになっていた慶應大学の通信教育課程の勉強をしていました。単位はある程度取っていたので、残り僅かな必修科目の勉強と卒業論文をどのテーマで書こうかと考えていました。社会人になってからずっと働きながら勉強してきたので、勉強する習慣は身についています。税理士試験の勉強はしませんでしたが、他の勉強はコツコツしていました。

合格発表まで(大学院)

楽しかったはずの税理士試験の勉強ですが、嫌になっていました。そもそも税理士試験自体に意味があるのか考えるようになりました。税法理論の暗記を一言一句覚えるレベルまで持っていかなければ合格しないのであれば、その精度を高めることに膨大な時間を費やすことに意味があるのか。だったらもっと実務をする時間に当てた方が有意義ではないか。

税理士事務所で実務を経験しながら試験勉強をしていると、税理士試験自体が税理士となる者の適性を図るという意味で、適正な試験なのか疑問をもつようになっていました。

自宅から通える大学院について調べ始めます。2科目とも合格していなければ、大学院に進学。1科目合格ならば大学院と試験を平行してやろうと考えていました。

税理士の世界では、5科目合格、その科目の内訳、大学院免除などでヒエラルキーがあるようですが、そんなのお客様からすればどうでもいい些末な問題だと思っています。

合格発表

5科目合格していれば、官報に名前が載ります。載っていなかったら少なくとも1科目は不合格。科目合格は郵送でわかるので、官報合格発表よりも遅れます。

官報発表の日は12月14日。あまり考えないようにしていましたが、発表まであと数日となると流石に気になってきます。あんまり考えないように仕事しようと思っていても、寝る前にはあと〇日で合格発表だなと思ってしまいます。

発表当日、ネットで官報を確認しました。官報のページをめくり、税理士試験合格者のページ、北海道から始まり自分の試験会場のページへと進めます。

私の名前がありました。

職場で確認したので小さくガッツポーズしました。

よかった。これで試験勉強から解放される。

試験勉強は本当に苦しかったです。自分で選択した道ですが、本当につらかった。

資格だけでなく実務能力も備えて、顧問先から信頼される税理士となるには、まだまだ道のりは険しいです。税理士試験合格がゴールといった気持ちは全くありませんでした。

それでも大きなステップをクリアすることができました。中年のおっさんが未経験の領域にチャレンジすることを決意して、周りに迷惑をかけました。家族、友達、職場の皆様の協力にただただ感謝です。

ここまで私の受験記録を読んでくださった皆様、ありがとうございました。当初からこんなに長くかかると想定していなかったのですが、書き始めると当時の記憶が蘇り、気づけば合計19回にもなる長編になってしまいました。

2年5科目合格は税理士試験という特殊な試験を知る方からすれば、最短合格ですごい、羨ましいと思われるかもしれません。それでも本人からすると、とても長く、苦しい過酷な試験でした。

拙い文書にもかかわらず、ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。これが少しでも現役受験生やこれから税理士試験を目指される方々の励みになれば幸いです。

今後は都会での仕事を辞めて税理士を志した過程、田舎×税理士という生き方等について発信していければと考えています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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