アメリカ的税金のお話

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2022/09/20

ぎぶちゃん

こんにちは。ぎぶちゃんです^^
当事務所は会計事務所なので今日はアメリカ的な税金の話をしようと思います。

消費税

アメリカにも消費税はあります。英語では Sales tax と言います。
この消費税は州ごとに違い(オレゴン州は消費税がないらしい!)州内の地域ごとにも違い、更にはしょっちゅう変わります。去年まで8.6%だったのに今年は11%になって「えーーーー」と思っていたら隣の地域では6.5%に下がっていたりして郡境に住んでいる人はどちらにも行けていいなーと思ったり。

私はフロリダ州のタンパベイエリアに住んでいたのですが、その中の1つの地域にHillsborough county があります。フロリダ州内で4番目に大きな都市です。同じように州内の大きな都市オーランド近辺は Orange county といい、ぞれぞれに Government が存在します。日本で言うと「県」みたいなものかな。Hillsborough county で人口はだいたい150万人ぐらい、Orange countyも150万人ぐらいです。郡政府が毎年予算を編成する時に消費税の税率を決めたりします。オーランドの消費税が安いのはディズニーワールドがあるためだと言われています。

フロリダ州の西側、メキシコ湾に面しているタンパベイエリア

固定資産税

家を買うと固定資産税を払います。これは日本もアメリカも同じです。英語では Property tax と言います。この固定資産税の税額は地域によって大きく異なり、ニューヨークやカリフォルニアではとてつもなく高額のようです。フロリダ州もアメリカの中では固定資産税が高い方で、土地の広さにもよりますが家を買うと大体年100万円~ぐらい!

フロリダのとある住宅街

この写真の辺りは最近開発された新しい住宅街なので固定資産税も高め。

マイアミに至ってはカリフォルニア並かそれ以上。土地が高すぎて駐車場を借りることが出来ずタクシーで通勤したほうが安いという現実があります。私がミズーリ州に持っている土地は20エーカーで年間20万円ぐらいなので差がすごい(笑)

所得税

英語では所得税を Income tax 、確定申告のことを Tax return または Tax refundと言い、アメリカに住んでいる人はは全員・毎年・確定申告をしなければなりません。会計事務所を使わなくてもIRSの確定申告サイトを使えば申告をすることができますが、還付金はあまり望めません。対して会計事務所を使うと数万円払いますが還付金が数十万円のことも。

所得税はアメリカでは州税と連邦税がありますがフロリダ州は州税が取られないので連邦税の最低10%~が徴収されます。州税が取られないということは財源を確保できないので、その代わり高速道路が有料です。多くの州では高速道路が無料なので、この有料高速道路はとても評判が悪いです(笑)そしてこの所得税、アメリカに住んでいればちょっと払うのが大変ぐらいで大した問題はないのですが、私のようにアメリカ国外に住んでいると Bigggggggg problem!

アメリカの源泉徴収票FormW-2

日本の所得(アメリカ国外での所得)もアメリカに申告するという手続きが必要で、更にアメリカ国外の口座残高が1万ドルを超えた場合はその口座の存在を申告しなければなりません。め、めんどくさい…とはいえ罰金が高額なので毎年アメリカの会計事務所に委託してやってもらっています。日本では源泉徴収票、でもアメリカではForm-W2と書類が違ったり毎年色々変わる税務システム…自分でやるより日本の所得申告をアメリカでする会計の専門家にお任せしています。餅は餅屋です^^

9月も半ばに差し掛かり、日本もアメリカも確定申告の季節が近づいてきました。
早め早めの準備をお勧めします!
山本総合会計事務所は皆さまの確定申告のお力になります!ご依頼はお早めに!^^

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