税理士への道 -5- 消費税法編 後編

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2023/01/20

安川大祐

前回のブログ 税理士への道 -5- 消費税法編 前編から引き続いて、
消費税法編 後編です。
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試験当日

そんなこんなでついに本試験の日を迎えたわけですが、正直な話、消費税法の試験中に「これは無理かも」って思いました。それはなぜかというと、計算問題が全然終わらなかったからです。消費税法の試験って大問1が理論問題で、大問2が計算問題になっており、解く時間の目安とすると、だいたい理論50分、計算70分と言われています。理論と計算のどちらから解くかはその人の自由ですが、私は計算から解く派でした。

ですので、いつもは計算にかける時間は最大で75分ほど(これぐらいあれば、最低限解かねばならないところにはいつも手はついてました。)とし、それぐらいの時間を目安にして理論に移る、というようにやってました。そして、本試験の計算問題ですが、問題が2つあり、通常であれば1つ目の問題を50分ぐらいで終わらせ、2つ目に20分ぐらいかけるというのが理想的な形かと思います。

しかし、私は1つ目の問題を解くのに60分以上かかり、80分かけても2つ目の問題の途中(簡易課税の業種別売上と税額)ぐらいまでしか解けませんでした。試験中に「こんなん時間内に解ける奴いるのか」と心の底から思いましたね。

理論を解き始めたときには、もうすでに残り時間が40分を切っていたので、とにかくできる限り速く理論のアウトプットと手を動かしました。理論は個別理論(暗記した理論をそのまま書く問題)2題の内、書けなければ落ちる方の問題は概ね書けて、合否に影響しない方の問題は周りの受験生と同じような出来だったと思います。次の事例問題は5題中1題だけ時間がなくて書けませんでしたが、それ以外は概ね書けてたと思います。

実は試験後に解答速報を見るなどの自己採点を全く行わなかったため、実際の自分の試験の出来というのは自分でも分かってないです。こういった試験後の自己採点が苦手なチキン野郎なので、大学受験や前年の税理士試験でも行わなかったのですが、今回については功罪(と書いてますがほぼ罪)があったと思います。

正直な話、前年の簿記論と財務諸表論については、直近で簿記1級に合格していたということもあり、試験の難易度(前年は簿記論が難しく、財務諸表論が簡単でした。)と自分の本番での出来具合を総合的に考慮しても、最低でもどちらかは受かってるだろう(実際のところはどちらも受かったわけですが)と思っていたのですが、今回は違いました。受験した感じで、全く箸にも棒にもかからず、完全に落ちたとかいうものではもちろんありませんでしたが、かといって受かったかと言われると…、というような出来具合でしたし。

山本先生には何度も自己採点を促されたにもかかわらず、自己採点を行わなかったので本当に申し訳ないと思っています。宙ぶらりんなまま合格発表までの4か月間を過ごすよりは、ある程度結果を予測したうえでの4か月間の方が、今思えばまだ心中穏やかに過ごせたかもしれません。実際問題、合格発表の近づく11月中は、かなり心理的なストレスやプレッシャーがのしかかりましたし。まさに自縄自縛の自業自得ですね。

結果発表

と、ここまで消費税法の感想戦を行ってきましたが、肝心の結果はというと、結局合格してました。結果は「合格」だったので、色々ありましたが、まさに、終わり良ければ総て良しを体現したかなと思います。自分で言う言葉ではないですが。

一応合格の原因を自分なりに考えてみると、今年については計算から解く人が有利だったのかなと思います。私は理論から解いたことがないので、理論から解く人の時間配分は詳しくは分かりませんが、例えば、理論から解く人が、概ね理論に50分かけて残りの70分で計算を解くということをしていた場合、もしかすると計算問題の2問目の簡易課税の問題にほとんど手を付けることができないという人もいたのではないかなと思うからです。

何はともあれ、自分を取り巻く環境や今年の試験の内容など様々な面が自分に有利に働いた結果の合格だったと言えるのではないでしょうか。ぶっちゃけ運がよかっただけですが、内容どうこうより、税理士になるためには受かることが何より大事なので、とにかく消費税法に合格できて安心しました。

次回以降の国税徴収法編に続きます。

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