税理士への道 -33- 完結編① 

スタッフブログ

2023/12/12

安川大祐

皆さんお久しぶりです、安川です。


タイトルで既に結果をネタバレしてますが、無事官報合格を果たしました!


そもそも山本先生のXでも話題に上がっていたので、このブログを読む方は既に結果を知っている方々ばかりだとは思いますが。
何気に初めに「!」とか使ってますが、自分のブログの文章で使うのは初めてのような気もします。それぐらいうれしかったですね。そして今はホッとしたというのが率直な感想です。高々3回の受験ではありましたが、税理士試験から解き放たれたことに喜びを感じずにはいられません。あのさながら高校3年生の時に体験した大学受験直前期のような勉強をもうしなくていいんだなと…。
このブログをここまで読んでくれた方はお分かりかと思いますが、私は超短期集中型であり、継続的な努力をできるタイプではありません。したがって、今年の試験に至るまでの過程も、正直前年までと大きく変わるものではありませんでした。とりあえずそのあたりを振り返っていきたいと思います。

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税理士への道

勉強計画…?

ラスト一科目法人税法の勉強は、昨年9月の中旬あたりから始まりました。山本先生から、山本先生が税理士受験時代に用いたTACの年内完結の基礎マスターコースのDVD教材を頂いたのです。DVD等を頂いたとき、まずはその量の多さに驚きました。DVDは40枚、テキストとそれに付随する問題集が各5冊ずつあったのです。同じように学習した国税徴収法はDVD16枚、テキストと問題集は各2冊ずつでしたので、2.5倍の量です。聞くところによると、この法人税法のコースをスケジュール通りに受講する方は週に3回講義を受けるとのことでした(年内完結なので、9月から初めてなんとか年内に終わる計算です。)。山本先生から、法人税法の学習を始める際に、「法人税法は実質的に税法2科目分ぐらいあるから、11月末の合格発表を待ってから始めるんじゃ間に合わない」とは言われていましたが、教材の量からして、その言葉も納得のボリュームです。

そして、量の多さだけでなく、内容面においても自分が学習した消費税法や国税徴収法と比べて難解だったように感じました。昨年の時点では、法人税の申告書の意味など全く分かってない状態(当時は法人税の申告書を見るとわけわからな過ぎて頭が痛くなってました)だったので、ほぼゼロからのスタートの自分には講義を受けるだけでも、かなりハードルが高く、講義を受けた後の消耗度も大きかったです。結局のところ学習の理解度って、そのとき自分がどれだけ前向きな気持ちで学習しているかによると思うのですが、この時の自分は何となくDVDを見て、その後問題集を解く、みたいな感じだったので、理解度も低かったです。今でも印象に残ってるんですが、未払交際費認定損とか未払寄附金否認とかの減算・加算とかの意味が全く理解できてなかったですね。直前期に勉強した時に、あのときの自分は何でこんなこと分かってなかったんだろうと思ったぐらいです。

そういうわけで、勉強の方は一向に進みませんでした。初めは、9月の中旬から始めたので、「毎日見れば10月一杯までには終わるやん!普通に今年の年内完結受けるより早く勉強できる!」みたいなことを思っていたのですが、それが11月、12月・・・、となり、結局「年内完結」のこの講義を受け終えたのは、翌年のGW前ぐらいだったと思います。以前のブログで、「消費税法と国税徴収法の勉強のスケジューリングが全くできなかった。次年は改善したい。」みたいなことを書いてたと思うのですが、それ以上にスケジューリングができませんでした。

途中、12月上旬に消費税法と国税徴収法の合格発表があり、勉強のモチベーションを持ち直した時もあったのですが、とにかく勉強が進まなかったです。まあこれは言い訳に過ぎないのですが、実質この年が本当の意味で仕事と勉強を両立する最初の年と言えたからかもしれません。前年ももちろん、仕事勤めをしながら勉強していたわけですが、任されていた業務の量などは正直言うとたいしたことなかったので、かなり余裕がありました。しかし、今年はある程度業務を任されるようになっていたので、慣れない法人税の申告書づくり、12月~3月までの年末調整から確定申告までの一連の業務なども、この年が初めてだったのです。そんな初めての業務を体験する中において、勉強に注力することができなかったということです。はい、ただの甘えの言い訳です。正直言うと繁忙期でいくら忙しかったとはいえ、遅くとも19時や20時には帰れていました。それって、たぶん他の会計事務所と比べると普通に早いですよね?したがって勉強することは可能だったはずです。結局のところは勉強しない免罪符を仕事に求めていただけですね。

そしてここで忘れてはいけないのが、これって「基礎マスターコース」なんですよ。実は12月からは、申し込んだ「上級コース」の講義もとっくに始まっているわけです。さらに言うなら、5月の上旬からは直前期の講義も始まります。5月のGW、学習が進んでいる受験生はそろそろ始まる直前期の講義のために上級の復習をしているであろうときに、私はいまだに基礎マスターコースの問題集の解きなおしをしているのでした(このとき上級コースには、もちろん手がついていません)。基礎大事ですもんね!いや、すみません。

そんなこんなで、基礎マスターコース完了(問題集を2周した状態)、上級はNo.1テキストをちょっと手を付けたという状態で、ついに通常業務が全休となる6月に入るのでした…。私はここからどのようにして巻き返していったのでしょうか。

次回に続きます。

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プロフィール

京都大学卒。只今税理士目指して勉強中。残りは税法1科目。前職は塾講師で、高校生に数学を教えながら経理をしていた経験から簿記2級・1級取得を目指したことがきっかけで税理士を目指すようになりました。趣味は筋トレで、これの効果か体重が15kgほど増加。

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