経理の資格おすすめ21選!未経験・簿記以外で役立つ資格一覧

経理とは、会社の取引やお金の流れを管理する重要な業務です。少しのミスが大きな失敗につながることもあるため、未経験の方は不安を感じるかもしれません。「経理業務に役立つ資格を取りたい」、「簿記以外でおすすめの資格や難易度が知りたい」と思う方もいるでしょう。

本記事では、これから経理を目指す方におすすめの資格を紹介します。すでに経理として働いており、さらにキャリアアップをしたい方向けの資格も取り上げています。資格の難易度や勉強目安時間も表にまとめているので、ぜひ参考にしてください。

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経理で資格を持っていると有利に働ける

経理業務はお金や会計に関する知識が身に着くので、どんな業種・職種でも役立ちます。

また、経理に関する資格は難易度が高いことが多く、就職や転職の際に差別化をはかれるでしょう。簿記1級や税理士試験、公認会計士などの難関資格との関連性もあり、キャリアアップを目指すときにも有効です。

経理職は資格がなくても業務自体は遂行できますが、会社のお金を扱う部署のため基本的にミスが許されません。未経験・資格なしの場合は業務へのハードルが高く、職場によっては専門的な業務は任せてもらえない可能性があります。

資格は知識やスキルをアピールできるため、持っていると有利です。

経理未経験者におすすめの資格9つ【難易度低】

経理未経験者におすすめの資格を9つ紹介します。受験資格の有無や、資格の勉強目安時間を記載しているので、ご確認ください。

1.日商簿記検定3級・2級

簿記を学ぶと、経理業務で必要な基礎知識や現場で実践できる技能が習得できます。簿記の取得を条件に人材を募集するケースも多く、経理の資格の中でも高い知名度があります。

日商簿記検定3級と2級の概要は下記のとおりです。

3級2級
試験時期2月・6月・11月
※ネット試験は随時実施
2月・6月・11月
※ネット試験は随時実施
受験資格なしなし
受験料(税込)2,850円(税込)4,720円(税込)
難易度(直近の合格率)36.5%(第163回)24.8%(第163回)
勉強時間の目安100~150時間250~350時間
※3級の知識がある場合

出典:日本商工会議所「商工会議所の検定試験

経理職は経営活動や取引を正しく計算・記帳して、財政状態・経営成績を明らかにするために重要な業務です。3級では業務で役に立つ会計や経理の基礎知識を習得でき、2級はさらにステップアップを目指せます。

一般的に、簿記2級を持っていると就職や転職でも評価されやすいでしょう。

2.ビジネス会計検定

ビジネス会計検定では、貸借対照表や損益計算書など財務諸表についての知識や分析力が問われます。

簿記検定は、財務諸表を作成するための工程がメインですが、ビジネス会計検定は財務諸表から企業の状況を評価することが主な目的です。取得すると、株式投資や決算内容の把握に役立ちます。

ビジネス会計検定の概要は下記のとおりです。

3級2級1級
試験時期3月・10月3月・10月3月・10月
受験資格なしなしなし
受験料(税込)4,950円(税込)7,480円(税込)11,550円(税込)
難易度(直近の合格率)61.7%(第32回)59.1%(第32回)21.3%(第32回)
勉強時間の目安50~100時間100~150時間300~500時間

出典:大阪商工会議所「ビジネス会計検定試験

応募条件に、ビジネス会計検定の取得を求められる求人はあまり見受けられません。しかし、2級の学習は実務にも役立つ内容が多いため、勉強して損はないでしょう。

3級は合格率も高く基礎的な内容のため、積極的に評価されにくいといえます。一方、1級は実務を超えた専門的知識を問われることも多く、学習時間もそれなりに要します。業務に活かすのであれば2級の取得をおすすめします。

3.給与計算実務能力検定

給与に関する知識・実務能力を測るための検定試験です。給与計算は社会保険や所得税、住民税などの知識が求められるため、経理だけでなく人事・総務にも活かせます。

給与計算実務能力検定の概要は下記のとおりです。

2級1級
試験時期3・11月11月のみ
受験資格なしなし
受験料(税込)8,000円10,000円
難易度(直近の合格率)69.45%
(2022年11月23日試験)
47.85%
(2022年11月23日試験)
勉強時間の目安40~50時間50~60時間

出典:実務能力開発支援協会「給与計算実務能力検定試験の試験概要

2級では、給与計算や社会保険手続きなどの基本的知識が中心です。1級では、年末調整や退職金に関する知識が問われるため、給与計算のエキスパートをめざせます。

勉強時間の目安や合格率から判断して、難易度はそこまで高くないといえます。

4.ファイナンシャル・プランニング技能検定

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定は、お金に関する幅広い知識が身につきます。試験は学科と実技があり、顧客の負債や収入についてのアドバイス能力が問われます。また、住宅ローンや不動産など暮らしに役立つ内容も多いため、自己啓発のために取得する人もいるでしょう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定の概要は下記のとおりです。なお、金融財政事情研究会のみのデータを掲載しています。

 3級2級1級
試験時期1・5・9月1・5・9月学科:1・5・9月
実技:2・6・9月
受験資格FP業務に従事している者または従事しようとしている者3級技能検定の合格者など学科:2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者など
実技:1級学科試験の合格者など
受験料(非課税)学科:4,000円
実技:4,000円
学科:5,700円
実技:6,000円
学科:8,900円
実技:28,000円
難易度(直近の合格率)学科:56.00%
実技:50.95%
学科:29.07%実技:35.14%学科:10.38%
実技:86.07%
勉強時間の目安80~150時間150~300時間600時間

出典:金融財政事情研究会「2023年度試験日程・科目・受検手数料

企業が評価するのは一般的に2級以上からといわれており、勉強時間や合格率を考慮しても独学で合格できる可能性も十分にあります。ただし、1級は学科の合格率が10%で勉強時間もおよそ600時間と、初学者向けではありません。まずは3級から取り組み、2級取得をめざしましょう。

5.マイクロソフトオフィススペシャリスト検定(MOS)

Microsoft社の認定資格で、WordやExcelなどのスキルを証明する資格です。試験科目には、PowerPointやAccess、Outlookなどがあります。就職や転職の際にパソコンのスキルをアピールできます。

マイクロソフトオフィススペシャリスト検定(MOS)の概要は下記のとおりです。

試験時期全国一斉試験:毎月1~2回
随時試験:毎日(会場により異なる)
受験資格なし
受験料(税込)スペシャリスト:10,780円(学割:8,580円)
エキスパート:12,980円(学割:10,780円)
難易度(直近の合格率)非公開
勉強時間の目安40~80時間

出典:odyssey「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

6.経理・財務スキル検定(FASS)

経理・財務スキル検定(FASS)とは、経理と財務の習得度を測定する検定です。試験内容は資産・決算・税務・資金の4分野から構成されており、いずれも実務レベルのスキルが問われます。結果は合否ではなく、A~Eの5段階で評価される点が特徴です。

経理・財務スキル検定(FASS)の概要は下記のとおりです。

試験時期上期:5月1日~7月31日
下期:11月1日~1月31日
受験資格なし
受験料(税込)11,000円(税込)
難易度(直近の合格率)レベルA:16.0%
レベルB:16.1%
レベルC:28.8%
レベルD:28.0%
レベルE:11.1%
勉強時間の目安レベルAで10~15時間

出典:日本CFO協会「FASS 経済産業省 経理・財務人材育成事業

2005年から開始されたため、簿記に比べると知名度は低いかもしれません。しかし、実務スキルを証明できるため、アピールは十分にできるでしょう。

7.経理事務パスポート検定(PASS)

上記のFASSから学習範囲が異なり、事務スタッフに求められる経理知識に限定された検定試験です。3段階のレベルに分けて行われ、学習から習得までリモートで行うe-ラーニングプログラムです。

経理事務パスポート検定(PASS)の概要は下記のとおりです。

3級2級1級
試験時期いつでも可いつでも可いつでも可
受験資格なしなしなし
受験料(税込)e-ラーニング受講料
(受験料含む):1,650円
受験料(認定試験のみ)
:1,100円
e-ラーニング受講料(受験料含む):6,600円
受験料(認定試験のみ):3,300円
e-ラーニング受講料(受験料含む):8,800円
受験料(認定試験のみ):4,950円
難易度(直近の合格率)非公開非公開非公開
勉強時間の目安10時間

出典:日本CFO協会「経理事務パスポート検定講座

8.電子会計実務検定

実務でパソコンを使う機会が増えており、会計ソフトやe-Taxを使いこなせるのを目的に創設されました。簿記の知識も問われるため、おすすめです。

電子会計実務検定の概要は下記のとおりです。なお、勉強目安時間のデータが見つからなかったため、データなしと記載しています。

3級2級1級
試験時期試験会場により異なる試験会場により異なる2月・10月
受験資格なしなしなし
受験料(税込)4,200円(税込)7,330円(税込)10,480円(税込)
難易度(直近の合格率)非公開非公開非公開
勉強時間の目安データなしデータなしデータなし

出典:日本商工会議所「電子会計実務

9.財務報告実務検定

財務報告実務検定とは、その名のとおり財務報告書に関する実務スキルが問われます。上場企業におけるディスクロージャーの責務を果たす能力の有無を測る検定でもあります。

財務報告実務検定の概要は下記のとおりです。

試験時期随時実施
受験資格なし
受験料(税込)13,200円(税込)
難易度(直近の合格率)非公開
勉強時間の目安データなし

出典:日本IPO実務検定協会「財務報告実務検定試験【開示様式理解編】受験要項

経理で年収アップが見込める資格4つ

経理で年収アップが見込める資格は下記の4つです。

  • 日商簿記検定1級
  • 税理士試験
  • 公認会計士試験
  • 消費税法能力検定

それぞれ解説します。

【関連記事】
経理の年収は何で決まる?年収アップするための3つの方法を解説

1.日商簿記検定1級

簿記1級では、非常に専門的な知識が問われるため、2級・3級と比較しても難易度は上がります。その分、企業からも高く評価されやすく就職や転職には有利です。商業簿記や会計学、工業簿記などを修得し企業会計に関する法規を踏まえ、経営管理や経営分析をするための知識を習得することが目的です。

日商簿記検定1級の概要は下記のとおりです。

試験時期6・11月
受験資格なし
受験料(税込)7,850円(税込)
難易度(直近の合格率)10.4%(第162回)
勉強時間の目安600時間

出典:日本商工会議所「商工会議所の検定試験

合格率も低く、資格学校や通信教育を利用する人も多くいます。また、税理士試験の簿記論よりも合格率が低いため、取得は容易ではないでしょう。

2.税理士試験

税理士は税金に幅広い知識を持ち、クライアントの確定申告や税務署類の作成などをする税務のスペシャリストです。11科目中5科目の試験に合格する必要があります。ただし、一度に5科目合格する必要はなく、合格ラインに到達した科目は生涯有効となる「科目合格」が採用されています。

数年かけて合格を目指すケースが多く、国家資格のなかでも難易度が高い資格です。1科目ごとの合格率も低いため、長期的な学習計画が求められます。

税理士試験の概要は下記のとおりです。

試験時期8月
受験資格学識・資格・職歴などで定めあり
受験料(税込)1科目4,000円~5科目10,000円
難易度(直近の合格率)19.5%(第72回)
勉強時間の目安5,000~10,000時間

出典:国税庁「税理士試験

税理士試験の科目には簿記論や財務諸表論があり、合格していると経理部へ転職するときに役立ちます。科目合格であっても、企業から重宝されるでしょう。

大手予備校サイトの勉強目安時間には3,000~4,000時間と記載されているケースもあります。しかし、理論暗記の時間が含まれておらず、実際には2倍程度の5,000~10,000時間を要することがほとんどです。

【関連記事】
税理士科目合格者の市場価値はどれくらい?試験の難易度や有効期限を解説

3.公認会計士試験

公認会計士は医師・弁護士と並ぶ国家3大資格と呼ばれており、かなり難関な国家資格です。短答式と論文式の試験があり高度な知識が求められます。独学で合格する人も稀にいますが、ほとんどの受験生は資格学校に通いながら合格をめざします。

公認会計士試験の概要は下記のとおりです。

試験時期短答式試験:5月・12月
論文式試験:8月
受験資格なし
受験料(税込)19,500円(税込)
難易度(直近の合格率)7.7%(令和4年)
勉強時間の目安3,500~4,000時間

出典:金融庁「公認会計士試験

独占業務も行えるため活躍の場が広く、安定性もあります。合格には数年かかる可能性もありますが、勉強に専念できる場合や学生であれば、1~2年で合格する人もいます。将来は監査役や独立開業もめざせる魅力的な資格です。

4.各種税に関する能力検定

全国経理教育協会が実施する、税金に関する能力検定があります。それぞれ1~3級まであり、受験料や試験時期は同じです。実務スキルを問われるため、気になる方はぜひチェックしてください。

各種の概要は下記のとおりです。

消費税法所得税法法人税法相続税法
試験時期2・5・10月2・5・10月2・5・10月2・5・10月
受験資格なしなしなしなし
受験料(税込)3級:2,300円(税込)
2級:2,700円(税込)
1級:3,500円(税込)
3級:2,300円(税込)
2級:2,700円(税込)
1級:3,500円(税込)
3級:2,300円(税込)
2級:2,700円(税込)
1級:3,500円(税込)
3級:2,300円(税込)
2級:2,700円(税込)
1級:3,500円(税込)
難易度(直近の合格率)3級:90.74%(第111回)
2級:71.65%(第111回)
1級:44.83%(第112回)
3級:84.70%(第111回)
2級:78.14%(第111回)
1級:9.43%(第112回)
3級:79.37%(第111回)
2級:52.53%(第111回)
1級:30.09%(第112回)
3級:67.74%(第111回)
2級:51.97%(第111回)
1級:32.76%(第112回)
勉強時間の目安データなしデータなしデータなしデータなし

出典:全国経理教育協会「能力検定試験

業界別の有利な経理の資格5つ

業界別で有利な経理の資格を5つ紹介します。

  • TOEIC
  • 銀行業務検定試験
  • 建設業経理事務士検定
  • 農業簿記検定
  • 社会福祉会計簿記認定試験

1.TOEIC

TOEICは英語でのコミュニケーション・ビジネス能力を点数で示せる検定です。経理の資格ではないものの、高得点だと就職や転職活動時でアピールできます。

TOEICの概要は下記のとおりです。

試験時期1年に10回程度
受験資格なし
受験料(税込)7,810円(税込)
難易度(直近の合格率)点数により異なる
勉強時間の目安900点:1,500時間

出典:国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC Listening & Reading Test

一般的に600点以上あれば評価され、外資系企業であれば800点以上からと定められているケースもあります。スコアで表示されるので、目標設定や現状の英語力を把握できます。

2.銀行業務検定試験

銀行業務検定試験とは、金融機関の行職員を対象に業務に必要な知識や技能応用力を測るためにスタートしました。科目数が多く、法務・税務・財務などの知識が問われます。経理を目指す方でも業務に役立つでしょう。

銀行業務検定試験の概要は下記のとおりです。

試験時期3・6・10月
受験資格なし
受験料(税込)科目により異なる
難易度(直近の合格率)科目により異なる
勉強時間の目安科目により異なる

出典:銀行業務検定協会「検定試験要項

3.建設業経理事務士検定

建設業経理事務士検定では、建設業に特化した経理のスキルや、経営改善の能力が問われます。4級では簿記の基本的な仕組みが出題されますが、1級になると建設業原価計算、財務諸表、財務分析など専門的な内容が中心です。

建設業経理事務士検定の概要は下記のとおりです。

試験時期3月(1~4級)9月(1~2級)
受験資格なし
受験料(税込)1級(1科目):8,120円
1級(2科目同時):11,420円
1級(3科目同時):14,720円
2級:7,120円
3級:5,820円
4級:4,720円
2級・3級(同日受験):12,620円
3級・4級(同日受験):10,220円
難易度(直近の合格率)1級財務諸表:21.8%
1級財務分析:22.1%
1級原価計算:21.7%
2級:35.4%
3級:66.6%
4級:75.4%
勉強時間の目安50~100時間

出典:一般財団法人建設業振興基金「建設業経理検定

4.農業簿記検定

農業簿記検定では、農業特有の勘定科目や会計スキルが問われます。農業を営んでいる方だけでなく、農業金融に携わる場合や税理士にもおすすめです。

農業簿記検定の概要は下記のとおりです。

試験時期7・11月
受験資格なし
受験料(税込)3級:1,650円
2級:2,200円
1級:4,400円
難易度(直近の合格率)3級:63.0%
2級:53.1%
1級:24.5%
勉強時間の目安データなし

出典:日本ビジネス技能検定協会「農業簿記検定

5.社会福祉法人 経営実務検定試験

社会福祉会計の分野で唯一の民間資格です。社会福祉法人会計は、企業の会計と異なるため専門的な知識が必要です。令和4年から「社会福祉会計簿記認定試験」から名称が変わりました。

社会福祉法人 経営実務検定試験の概要は下記のとおりです。

試験時期7月・12月
受験資格なし
受験料(税込)入門:2,200円(税込)
会計3級:5,500円(税込)
会計2級:8,800円(税込)
会計1級:11,000円(税込)
経営管理:9,900円(税込)
難易度(直近の合格率)入門:90.5%
会計3級:90.4%
会計2級:55.0%
会計1級:41.1%
経営管理:67.0%(第18回)
勉強時間の目安データなし

出典:全国経理教育協会「社会福祉法人 経営実務検定試験

出店:総合福祉研究会「検定試験_実績

海外で経理として活躍したい人向けの資格3選

日本国内のみならず、海外でも経理として活躍したい人向けの資格を3つ紹介します。難易度や受験資格も紹介しているので、ぜひチェックしてください。

  • US CPA(米国公認会計士)
  • EA(米国税理士)
  • IFRS(国際財務報告基準)

1.US CPA(米国公認会計士)

US CPAは米国のみならず、さまざまな国で受験されているため認知度が高くビジネス資格の最高峰です。財務会計・企業経営環境および経営概念・諸法規・監査および諸手続きの計4科目から構成されています。問題は英語で出題されるので英語のスキルも必須です。

US CPA(米国公認会計士)の概要は下記のとおりです。

試験時期随時実施
受験資格州ごとに異なる
受験料(税込)FAR(財務会計):$238.15
BEC(企業経営環境・経営概念):$238.15
REG(諸法規):$238.15
AUD(監査および諸手続き):$238.15
日本受験追加料金:各$390.00
難易度(直近の合格率)FAR(財務会計):49.98%
BEC(企業経営環境・経営概念):65.56%
REG(諸法規):62.29%
AUD(監査および諸手続き):52.84%
勉強時間の目安1,000~1,200時間

出典:TAC株式会社「USCPAの試験制度・受験資格・難易度

世界で活躍できるだけでなく、日本国内においても英語で会計実務のスキルができる証明となります。グローバル化にともない業務の広がりも期待できるでしょう。

2.EA(米国税理士)

EAの資格を取得すると、日本で暮らすアメリカ人の税務業務ができるため活躍の幅が広がります。また、米国公認会計士は合格した州でしか働けませんが、米国税理士はアメリカ全土で業務が可能です。

EA(米国税理士)の概要は下記のとおりです。

試験時期年4回(3・4月を除く)
受験資格18歳以上
受験料(税込)$206/各項目
難易度(直近の合格率)約64%
勉強時間の目安200~300時間

出典:エンワールド「米国税理士とは|資格取得のメリット・試験内容・勉強方法をまとめて解説

日本の税理士試験よりも難易度は低めですが、問題が英語で出題されるため英語のスキルは必要です。受験資格は18歳以上であること以外は問われず、試験も年に4回あるためスキルアップを狙いたいときに検討したい資格の1つです。

3.IFRS(国際財務報告基準)

IFRSとは、「International Financial Reporting Standards」の略語で、日本語では国際会計基準(国際財務報告基準)と訳されます。国際会計基準に関する知識や理解力が問われる試験です。

.IFRS(国際財務報告基準)の概要は下記のとおりです。

試験時期2月・6月・11月
受験資格なし
受験料(税込)¥47,300
難易度(直近の合格率)78.1%(第49回)
勉強時間の目安150~200時間

出典:IFRS コンソーシアム「試験概要

問題は日本語で出題されるため、英語が苦手でもチャンスはあります。合格率は試験によって多少のバラツキはありますが、そこまで難易度は高くはないでしょう。IFRS検定だけでは評価されにくいため、他の資格と組み合わせて差別化をはかりましょう。

経理に役立つ資格を取得して就職・転職を有利に進めよう

経理はお金や会計の知識が身につくため、他の業種・職種にも活かせます。しかし、専門性が高く正確性を問われるため、難しいと感じる人も多くいます。経理業務が未経験で知識が無いときは、勉強目安時間が少なく合格率が高い資格から挑戦すると、業務内容や会計の知識をスムーズに理解できるためおすすめです。

また、難易度が高い資格を取得できると就職や転職の際に有利です。経理の知識は、税理士や公認会計士などの難関国家資格との関連性も高いため、ステップアップを目指すときにも役立ちます。ぜひ本記事を参考に、経理に役立つ資格取得に挑戦してみてください。

ウィズ総合事務所グループは税理士・社労士等の士業資格や簿記等の経理系の資格取得を目指している方を積極的に採用しています。

当事務所では資格取得に向けて全国でもトップクラスの支援制度を設けています。

一定の要件はありますが、教材費は事業者が全額負担しますし、最大2か月間試験勉強に専念できる制度があります。
また、平常時においても1日6時間、週30時間を標準勤務時間としており、勉強、家庭、仕事のバランスがとりやすいように配慮しています。

働きながら勉強することは資格勉強にも相乗効果を生みます。

働きながら資格の取得を目指したい方は、ぜひウィズ総合事務所グループの採用の詳細をご確認いただき、よろしければご応募ください。

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この記事の監修者

ウィズ総合事務所グループ統括代表 山本庸介

  • 大阪大学薬学部、同大学院薬学研究科卒業
  • 慶応大学経済学部卒業(通信教育課程)
  • 大手製薬会社に勤務後、税理士を志す
  • 2021年7月に大野市で山本総合会計事務所を開業
  • 2023年9月に税理士法人ウィズ総合事務所を設立

税理士試験に2年で5科目合格(簿財消相法)。開業2年でグループ売上1億円に達する。

従業員が資格を取得しやすい制度・環境を構築し、本事務所を運営。事業者のお客様に対しては、本業に集中できるよう、「事務代行屋」として支援を行う。

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