税理士のやりがい・魅力7つ!大変なことや税理士補助のやりがいも紹介

税理士のやりがい・魅力7つ!大変なことや税理士補助のやりがいも紹介

「税理士のやりがいって何?」と気になるかもしれません。数字を扱う仕事、経営者と関わる機会が多い職業のイメージをもつ人も多いでしょう。

本記事は、税理士のやりがい4つを解説します。税理士資格を取得する魅力3つも紹介しているので、税理士に挑戦しようか判断できるようになるでしょう。

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税理士のやりがい4つ

税理士のやりがい4つ

税理士のやりがいは主に以下の4つです。

  • 1.経営者のサポートができる
  • 2.税務に困っている人の役に立てる
  • 3.国の安定・発展を支えられる
  • 4.多種多様なビジネスに関わることができる

1.経営者のサポートができる

税理士のやりがいの一つは、経営者のサポートができることです。税理士とは顧客の財務状況を把握し、アドバイスを行う立場です。

自分の判断で経営に影響が及ぶ可能性もあるため、責任は重大です。しかし、ビジネスを成功に導くための手助けをできるのは、税理士ならではでしょう。

また、プライベートな悩みや相談を受ける機会も多く、信頼を寄せていただいていると感じるときも多々あります。

長期間に渡って人の人生の伴走ができるのは、大きなやりがいです。

2.税務に困っている人の役に立てる

税理士は、税務関係の手続きに困っている人の役に立てます。

日本の税法は複雑なため、一般の方が理解するのは容易ではありません。税理士は専門知識を活かして、確定申告や記帳代行など、納税者の負担を軽減できます。

また、税に関するトラブルの相談に乗ることで、クライアントを助けられる場合もあります。個人・法人を問わず、さまざまな人の役に立てる仕事です。

3.国の安定・発展を支えられる

税理士は、国の安定・発展を支える税金に関わる仕事です。

税金は社会の基盤を支える大切な財源であり、医療やインフラ、警察や消防、病院などの多様な公共サービスに不可欠です。国民によって正しく納税が行われなければ、公共サービスの提供が難しくなります。また、私たちの生活の維持もできなくなるかもしれません。

企業や個人が正確に納税できるようにサポートする税理士は、いわば国を支えていることにつながります。

4.多種多様なビジネスに関わることができる

多種多様なビジネスに関われるのも、税理士のやりがいの一つです。税理士ほどビジネスの裏側を深く知れる職業は珍しいでしょう。

また、経営者と直接話すことで、自分自身が刺激を受けるときもあります。

多様な人生の疑似体験ができるのも、税理士の魅力です。

やりがいのある税理士資格を取得する魅力3つ

やりがいのある税理士資格を取得する魅力3つ

税理士資格を取得する魅力は、以下のとおりです。

  • 1.高収入を狙える
  • 2.独立・開業もできる
  • 3.定年を気にせず働ける

1.高収入を狙える

税理士の魅力の一つは、高収入を狙えることです。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、日本の平均年収は458万円と発表されました。

同じ調査で税理士の平均年収は746.6万円と紹介されているため、日本の平均年収と比較すると高めです。

年代・年度別の税理士の平均年収や収入アップをめざす方法は、下記の記事で解説しているためぜひご覧ください。

【関連記事】税理士の平均年収は?収入アップをめざす方法8選を税理士所長が解説

2.独立・開業もできる

税理士は、独立・開業しやすいのも魅力です。ある程度の経験を積んだら、自分のオフィスを構える税理士も少なくありません。

独立開業の良さはさまざまありますが、自由度が向上するのは魅力の一つです。たとえば、自分が提供したいサービスや事業を運営できます。

独立開業に不安を感じるかもしれませんが、毎月顧問料を受け取れるため、経済的な安定感も魅力の一つです。軌道に乗れば、所属税理士の平均年収を上回る可能性もあります。

3.定年を気にせず働ける

税理士資格に有効期限は無いため、一度取得すれば生涯現役で働けます。一般企業に所属する税理士には定年が設定されている可能性もありますが、独立すれば定年は関係ありません。

税理士業務は身体的な負担も少ないため、働く意思があれば続けやすい仕事でしょう。

また、納税者は日本全国に存在しているため、地域を限定せず活躍できます。もしも、配偶者の転勤についていったり、家族の介護が必要になったりしても、場所を問わず働けるのが魅力です。

やりがいだけではなく税理士の大変なこと3つも確認しておこう

やりがいだけではなく税理士の大変なこと3つも確認しておこう

税理士にやりがいはあるものの、大変なこともあります。税理士の大変なことは、主に以下の3つです。

  • 1.大きな責任感が求められる
  • 2.繁忙期は業務負担が大きくなる
  • 3.常に勉強が求められる

1.大きな責任感が求められる

税理士には、大きな責任感が求められます。基本的にミスは許されないため、プレッシャーのかかる仕事です。

もしも、誤った情報で業務を進めてしまうと、企業や個人に深刻な影響を及ぼす可能性があります。最悪の場合は、損害賠償請求が発生する恐れもあるため、慎重に対応しなければなりません。

また、税法は頻繁に変わるため常に最新の法令や規定を把握しつつ、正確な情報を提供する必要があります。

2.繁忙期は業務負担が大きくなる

税理士業界は閑散期と繁忙期がおおよそ決まっており、繁忙期は業務負担が大きくなります。納税には期限が決まっているため、とくに確定申告や決算期はクライアントからの相談や書類の処理が急増します。

繁忙期になると、残業や休日出勤が発生するケースも珍しくありません。心身共に負担を感じながらも、一つひとつの作業を正確かつスピーディーにこなす能力が求められます。

税理士の繁忙期がいつなのか、どのような業務を行うか気になる方は、こちらの記事をご覧ください。

【関連記事】税理士の繁忙期はいつ?業務内容やスケジュール例を紹介

3.常に勉強が求められる

税理士試験を突破したあとも、常に勉強が求められる職業です。税制は毎年変わるため、新しい法令や規定が導入されるたびに、知識をアップデートしなければなりません。

また、クライアントの業種への知識・理解も求められます。新しい知識を取り入れるのが好きな方は、税理士に向いているでしょう。

税理士事務所で税理士補助として働くやりがい4つ

税理士事務所で税理士補助として働くやりがい4つ

税理士補助のやりがいは、以下の4つです。

  • 1.経営者と直接関われる
  • 2.頑張りに応じて給与がアップすることも
  • 3.実務を経験しながら勉強できる
  • 4.資格取得を支援してもらえる場合がある

税理士補助とは名前のとおり、税理士業務を補助する仕事です。税理士補助に税理士資格は求められないため、パート・アルバイトとして勤務する人もいます。

税理士補助のやりがいを詳細に解説します。

1.経営者と直接関われる

税理士補助のやりがいの一つめは、経営者と直接関われることです。税務相談は税理士の独占業務のため、資格を持っていない人は行えませんが、巡回訪問時に経営者と関わる機会はあります。

一般企業で働く場合、経営者と直接関わる機会はほとんど無いでしょう。経営者と話すことで刺激を受けたり、新たな発想を得られたりするのが魅力です。

2.頑張りに応じて給与がアップすることも

資格取得や個人の売上・成果に応じて、インセンティブを与える税理士事務所もあります。頑張りや成果がしっかり評価されるのは、やりがいにつながるでしょう。

一方で、何年経っても昇給しない税理士事務所もあります。給与形態や評価基準は事務所ごとに違うため、求人情報や雇用条件をよく確認することが大切です。

自身の目標やキャリアプランに合う税理士事務所を選びましょう。

3.実務を経験しながら勉強できる

税理士試験の合格を目指しながら、税理士補助として働く人も多くいます。実際の業務を経験すると、学習内容を理解しやすい点がメリットです。

周りの先輩・同僚からアドバイスをもらえたり、励まし合ったりする環境に身を置くことは、勉強のモチベーションアップにもつながるでしょう。

また、税理士登録には2年以上の実務経験が求められているため、合格後はスムーズに登録ができます。

4.資格取得を支援してもらえる場合がある

一部の税理士事務所では、税理士資格を取得するためのサポートを積極的に行っています。たとえば、資格取得に向けた勉強会や、試験前に長期休暇を付与する事務所もあります。

仕事の達成感や成長を実感しつつ、試験勉強にも取り組めるバランスのとれた働き方は、やりがいを感じられるでしょう。

ただし、税理士事務所の選択は慎重に行う必要があります。いわゆるブラックな職場で働くと、繁忙期以外にも長時間労働や休日出勤が発生し、勉強時間を十分に確保できない可能性があります。

勉強時間を捻出できなければ合格まで長期化する恐れがあるため、求人や面接で働き方をよく確認しましょう。

ホワイトな税理士事務所の特徴や見極め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

【関連記事】ホワイトな税理士事務所の特徴は?見極め方や面接で確認したいことを解説

大変なこともあるが税理士はやりがい・魅力のある仕事

大変なこともあるが税理士はやりがい・魅力のある仕事

税理士のやりがい4つと魅力3つを紹介しました。税理士の仕事は些細なミスから大きなトラブルに発展する恐れがあるため、プレッシャーを感じる職業です。

しかし、経営者のサポートができたり、税務上の手続きで困っている人の役に立ったりする仕事でもあります。税理士のやりがいを知って興味を持った方は、税理士試験に挑戦してはいかがでしょうか。

ウィズ総合事務所グループは税理士・社労士等の士業資格や簿記等の経理系の資格取得を目指している方を積極的に採用しています。

当事務所では資格取得に向けて全国でもトップクラスの支援制度を設けています。

一定の要件はありますが、教材費は事業者が全額負担しますし、最大2ヶ月間試験勉強に専念できる制度があります。
また、平常時においても1日6時間、週30時間を標準勤務時間としており、勉強、家庭、仕事のバランスがとりやすいように配慮しています。

働きながら勉強することは資格勉強にも相乗効果を生みます。

働きながら資格の取得を目指したい方は、ぜひウィズ総合事務所グループの採用の詳細をご確認いただき、よろしければご応募ください。

この記事の監修者

ウィズ総合事務所グループ統括代表 山本庸介

  • 大阪大学薬学部、同大学院薬学研究科卒業
  • 慶応大学経済学部卒業(通信教育課程)
  • 大手製薬会社に勤務後、税理士を志す
  • 2021年7月に大野市で山本総合会計事務所を開業
  • 2023年9月に税理士法人ウィズ総合事務所を設立

税理士試験に2年で5科目合格(簿財消相法)。開業2年でグループ売上1億円に達する。

従業員が資格を取得しやすい制度・環境を構築し、本事務所を運営。事業者のお客様に対しては、本業に集中できるよう、「事務代行屋」として支援を行う。

監修者(弊所代表)の詳細はこちら

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